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http://takehana.smile.tc/cccc/
嶽花征樹氏


古参と言うに不可分のないサイトだろう。
ログがない為に追う事が出来ないが、少なくとも1990年代に開設されたと思われる。


吾が初めて氏の文章に出会ったのは、馬鹿(http://www007.upp.so-net.ne.jp/zantetu/zantetu.htm)の言及をしているサイトがリンクしていた、馬鹿が過去にしでかした折の、打った銘に見合う部分すらない文章に突っ込みを入れると言うものだった。
尤もな事を言っていると思い、その文章の最後まで読み、その後ページの下部にあるリンクからテキストへ移動した。
そこにあった文章群は、吾が珍しく声を上げて笑ってしまった程の面白さだった。
それらの文章は現在のサイトにも多少残っているので、まだ読んだ事のない人間は読んでみる事をお薦めする。
ただ、楽しむ為の素養として、レトロな格闘ゲームなどの知識がない場合は本来の面白さは味わえない可能性もある事を同時に記しておく。


テキストサイトと呼ばれるサイト群で大まかな区分を行うと、発想から文章を組み上げていくタイプと、行動を元にして文章を組み上げていくタイプの二種類に分けられると思う。
氏は明らかに後者なのだが、その行動の中身、発想に対して行ってしまった出来事があまりに突飛過ぎる事が多い。
TEXTの『19歳・夏の思い出』に代表されるような行動の数々は、若気の至りと言うにも至り過ぎと言う感想を吾に抱かせるようなものだった。
更に三十路を越えた現在の年齢でも、その行動や言動には何処か違和感を覚えるような部分があり、その文章には飽きる事がない。


類は友を呼ぶと言う事なのか、朱に交われば赤くなると言う事なのかはわからないが、氏の周囲の人間達に関しても、強烈と言えるだけのキャラクター性が存在する。
氏の妻や、氏の旧友、氏のゲーム仲間等、枚挙に暇がない。
氏を含めた氏の周囲の人間の強すぎる個性が、先天的なものか後天的なものかは無論のこと吾には判断が出来ない。しかしそれがいずれであっても、見ていて楽しめるという事実は動かしようもない。


一般とそうでないものを分ける区切りが何処にあるか、それは個々人各々が判別するものであろうが、吾にとって氏は一般ではありえなかった。
異常と評するのは失礼に当たるだろうが、一般の基準というものを吾個人とした場合、我の思いもつかない発想を実行してしまう氏は、吾には少なくとも一般的な人物と言う事は出来ない。
それは氏と似ている人間、似ているサイトを他に見た事がないと言う事実が、吾にとっては証明になる。


自らの宣言を翻し、批評までに時間がかかってしまった事をここにお詫びする。
申し訳なかった。


*表記に不適切な表現、また意図が読めないような部分があれば、下記コメントにてその旨を記していただきたい。